2008年4月8日火曜日

レイトショーの効果

少し前の話。
TSUTAYAで追悼のざわめきを見つけてびっくり。まさかレンタルビデオ屋で出くわすとは思わなかった。

この映画を初めて見たのはもう8年くらい前。東京の中野武蔵野ホールのレイトショー。

独特の映像世界の映画で、ちょっと細い路地に入ったところにある映画館のレイトショーということもあり、場所的にも時間的にも映画と現実の境目をわかりにくくするみたいな雰囲気で、見終わって映画館を出ても映画の世界に浸れて良かった。
後からこの映画についていろいろ調べてみたのだが、そのときに確か監督の言葉として、「映画館に足を運んでくれる人がいる限りビデオ化しない」というようなものを見かけて、「映画館で映画を見る」という行為そのものも含めて演出しているのではないかという印象を持ったのだが。

なんとそんな映画にTSUTAYAの店頭で出くわすことになるとは。良いんですか監督。
といいつつ、テンションがあがってきて勢いで借りてしまった。が、リビングで見る気がしなくて結局そのまま返してしまった。

最近は映画をレンタルしてリビングのテレビで見る機会が増えてきた。さらにはiPodに入れて見ることも。ドラマの延長のような映画ならともかく、映画館で上映されることも含めて作品というような映画もあると思う。古い映画をどんどん上映しているような映画館が近くに欲しい。

寺山修司の書を捨てよ町へ出ようなんかも、レイトショーでみたいかも。

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