2008年4月26日土曜日

桜の香り

先週。高遠城址に桜を見に行った。

桜はピークを過ぎてはいるようだったが、風が吹くと桜吹雪がおこってとてもきれいだった。

桜の香りがしないものかと立ち止まってクンクンと嗅いでみるものの、香りは感じられなかった。時々一瞬だけ桜の香りがするような気がすることがあるものの、それもすぐに終わってしまって、しかも屋台で売っている桜ソフトクリームを食べている人が回りにたくさんいる状態で、それが本当の桜の香りだったのかもよく分からなかった。

本物の桜の香りを初めて感じたのは数年前。近くの神社で桜が満開になったので見に行ったとき。天気がよくて、あたりに誰もいなくて、桜を見上げてきれいだなあと思っていたところに、ふっと空気が動くくらいの微風があって、ふわっと桜の香りがした。
それまでは桜の香りというのは桜餅とか桜ソフトクリームとかでしか感じたことがなかったので、それと同じ香りが実際の桜の下で香ってきたので、桜って本当にこういう香りなんだと思ってちょっと感激した。

それからは桜を見に行った時にはあの香りを期待するのだが、なかなか香ってこない。花に鼻を近づけてクンクンと嗅いでも何の匂いもしなくて、空気に乗って流れてくる香りは何かの勘違いなのではないかという気すらしてしまう。

で、桜の香りについて何か書いたものはないかと思って検索して見たところ、下記で桜の香りについて説明されていた。

http://blogs.yahoo.co.jp/soins_aromatherapiemed/22004528.html

なるほど。葉っぱの中に香りの成分が入っているので、お花見では香りは感じないのか。
でも確かにあの時は感じたんだけど。と思ってもう少し探してみると、

http://tabasa.blog32.fc2.com/blog-entry-614.html

確かにふわっと香りがしたという人もいたりして、やっぱり空気中に少し出ていた香りが、微妙な空気の流れでちょうど鼻のあたりに持ってこられた時に微かにすることがあるのだと思う。

桜の香りを感じたい場合は、風のない晴れた日に、あんまり人がいない桜の下で、少し待っていると、運が良ければふっと感じることができるのかもしれない。
今年はもう遅いけどね。

そういう微かな香りがするということを知っているのといないのとで、桜に対する印象が結構変わってくると思う。

0 件のコメント: